よする年波とゞめかねず、 われや落葉あわれ淋し。 名知れぬ浜に流れ漂ひ、 朽つるその日あやめわかぬ。 白く冷たき浪のたわれ、 目的知らねば運命のまゝに、 浮きつ沈みつ夜を日にかへし、 息む隙なき道のつかれ。 暗らき浮き世をたどる心、 なほも …
| 著者 | 漢那浪笛 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 初出 | 落葉のなげき「琉球新報」1909(明治42)年3月4日
物の哀れ「琉球新報」1909(明治42)年3月4日
まぼろし「琉球新報」1909(明治42)年3月4 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約10分(300文字/分) |