“刳舟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くりぶね83.3%
くりふね16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食事がすんで、いよいよ出発という時になって、清水岩吉が、この蘇鉄の樹で刳舟くりぶねを作って、舟で行ったらどうだろうという意見を持ち出した。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
最初は岩の突出かと思いましたが、なるほど、舟だ、その舟も、どうやらバッテイラ形で、土人の用うるような刳舟くりぶねでないことを、かすかに認めると安心しました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)