“刳抜”の読み方と例文
読み方割合
くりぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ウンウン真鍮張しんちゅうばりのトランクの中に麻雀八はこか……パイの中味は全部刳抜くりぬいて綿ぐるみの宝石か……古い手だな……。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お蚕の時に使う栃の木で刳抜くりぬいた盆にのせると非常によくはまって、丁度お釈迦しゃか様の甘茶の時のように中に小さく桃があって面白いと思ってそれに載せて出したが
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)