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筥
ふりがな文庫
“筥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はこ
60.6%
ばこ
39.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はこ
(逆引き)
少女は、
硫黄
(
いおう
)
を採るために来たのだろう。が、硫黄を入れる
筥
(
はこ
)
をそばへ置き捨てたまま、いつまでも俊寛が鰤を釣り上げるのを見ている。
俊寛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ひも売り、花売り、ちまき売りなど、
筥
(
はこ
)
や
籠
(
かご
)
を、髪の上に、乗せていた。女たちが、物を頭へのせて歩く習慣は、見なれていた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
筥(はこ)の例文をもっと
(20作品)
見る
ばこ
(逆引き)
ホントウにこの家の案内を知っているらしく、突当りの薬戸棚の
硝子
(
ガラス
)
戸を開いて、旧式の黒柿製の秘薬
筥
(
ばこ
)
を取出して調薬棚の上に置いた。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
いつの間に整えておいたのか、お菊ちゃんは、自分の
箪笥
(
たんす
)
から、三人の
袷
(
あわせ
)
や帯や肌着などを、みだれ
筥
(
ばこ
)
へ入れて、自分で風呂場へ持って行った。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
筥(ばこ)の例文をもっと
(13作品)
見る
筥
漢検1級
部首:⽵
13画
“筥”の類義語
箱
函
場合
格
匣
入物
容物
陳列棚
“筥”を含む語句
硯筥
筥崎
手筥
文筥
小筥
状筥
薬筥
筥崎丸
鏡筥
塗筥
爪筥
重筥
香筥
衣筥
印鑑筥
赤状筥
装束筥
袈裟筥
経筥
糸筥
...
“筥”のふりがなが多い著者
吉川英治
南方熊楠
佐々木邦
斎藤茂吉
谷崎潤一郎
夢野久作
正岡子規
菊池寛
野村胡堂