トップ
>
小筥
ふりがな文庫
“小筥”の読み方と例文
読み方
割合
こばこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こばこ
(逆引き)
玉枝は、
父子
(
おやこ
)
喧嘩を
取做
(
とりな
)
すようにそう言って、
帛紗
(
ふくさ
)
から出した
小筥
(
こばこ
)
を、卓の端にのせた。
古代蒔絵
(
こだいまきえ
)
の
溶
(
とろ
)
けそうな筥である。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と団さんは将来を戒めて、
小筥
(
こばこ
)
に入れた品物を二人に返した。田口さんの虎はその儘お父さんのネクタイと三輪さんの袖口から日本全国を遊覧することになった。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
彼女はそれから、
小筥
(
こばこ
)
の中からそっと取りだした一枚の紙片を、鳩の足に
結
(
ゆわ
)
えつけると、庭へ出て、一度強く鳩を胸に抱き
締
(
し
)
めながら、頬をつけてから手を離した。
橋
(新字新仮名)
/
池谷信三郎
(著)
小筥(こばこ)の例文をもっと
(9作品)
見る
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
筥
漢検1級
部首:⽵
13画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父
“小筥”のふりがなが多い著者
オマル・ハイヤーム
池谷信三郎
吉川英治
佐々木邦
与謝野晶子
岡本かの子