“薬筥”の読み方と例文
読み方割合
くすりばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胸は押しつけられ、腹は幽かにつき出し、宝石あるいは薬筥くすりばこをささえた両の手は力強く肉付けられている。しかし最も美しい形は頭部を横から見た所である。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
床の間の薬筥くすりばこに向って、真鍮しんちゅうさじをにゅう鉢に鳴らしていた源内は、様子を振りかえって
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)