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鐶
ふりがな文庫
“鐶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かん
65.6%
くわん
18.8%
わ
9.4%
たまき
6.3%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かん
(逆引き)
船の揺れはますます激しく、私のいわゆる王様のベッドの洋銀の欄干、網棚、カーテンの
鐶
(
かん
)
などは、しっきりなく音を立てて鳴った。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
鐶(かん)の例文をもっと
(21作品)
見る
くわん
(逆引き)
「親分、金藏の窓の
凧
(
たこ
)
を取つて來ましたよ。
鐶
(
くわん
)
に絲を通してあつたんで、飛んだ大骨折さ。凧は滅茶々々にこはれて居るが、
唸
(
うな
)
りは立派だ」
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鐶(くわん)の例文をもっと
(6作品)
見る
わ
(逆引き)
長方形に
劃
(
しき
)
られた畫面の中に、重い暗い茶褐色の空気が漂うて、
纔
(
わず
)
かに胸をお納戸色の衣に蔽い、裸体の儘の肩と腕とに金や珠玉の
鐶
(
わ
)
を飾った下げ髪の女が
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
鐶(わ)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
たまき
(逆引き)
そうして、彼女の右手の指に
嵌
(
はま
)
っている五つの
鐶
(
たまき
)
は、亡き母の片身として、彼女の
愛翫
(
あいがん
)
し続けて来た黄金の鐶であった。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
鐶(たまき)の例文をもっと
(2作品)
見る
“鐶”の解説
鐶(かん)とは、環状の金属製部品(環状の金具)の総称。「釻」と表記することもある。
一般に、形状を表す語を前につけ、「-鐶(-カン)」と呼ばれる。また、特に大きさの小さいものには「豆」をつけて呼ぶことがある。
通常はばねの力で環は閉じており、力を加えると環が開くものが多い。
(出典:Wikipedia)
鐶
漢検1級
部首:⾦
21画
“鐶”を含む語句
吊鐶
掛鐶
足鐶
金鐶
鐶兵衛
鐶紐
鼻鐶
“鐶”のふりがなが多い著者
エドガー・アラン・ポー
浜田青陵
横瀬夜雨
ロマン・ロラン
久保田万太郎
小栗虫太郎
横光利一
正岡容
山川方夫
鈴木三重吉