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愛翫
ふりがな文庫
“愛翫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あいがん
80.0%
あいぐわん
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいがん
(逆引き)
そうして、彼女の右手の指に
嵌
(
はま
)
っている五つの
鐶
(
たまき
)
は、亡き母の片身として、彼女の
愛翫
(
あいがん
)
し続けて来た黄金の鐶であった。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
何故と云えば、彼が煙管を得意にするのは、前にも
断
(
ことわ
)
ったように、煙管そのものを、
愛翫
(
あいがん
)
するからではない。実は、煙管の形をしている、百万石が自慢なのである。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
愛翫(あいがん)の例文をもっと
(8作品)
見る
あいぐわん
(逆引き)
雲飛
(
うんぴ
)
といふ人は
盆石
(
ぼんせき
)
を非常に
愛翫
(
あいぐわん
)
した
奇人
(
きじん
)
で、人々から
石狂者
(
いしきちがひ
)
と言はれて居たが、人が何と言はうと一
切
(
さい
)
頓着
(
とんぢやく
)
せず、
珍
(
めづら
)
しい石の
搜索
(
さうさく
)
にのみ日を送つて居た。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
古来偉大なる芸術の士は皆この独自の眼光を有し、おのづから独自の表現を成せり。ゴツホの
向日葵
(
ひまはり
)
の写真版の
今日
(
こんにち
)
もなほ
愛翫
(
あいぐわん
)
せらるる、
豈
(
あに
)
偶然の結果ならんや。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
愛翫(あいぐわん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“愛翫”の意味
《名詞》
愛 + 翫(あいがん)
かわいがること。
《動詞》
かわいがる。
(出典:Wiktionary)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
翫
漢検準1級
部首:⽻
15画
“愛翫”で始まる語句
愛翫癖
検索の候補
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横光利一
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