“雲飛”の読み方と例文
読み方割合
うんぴ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其後(そのご)雲飛(うんぴ)は壮健(さうけん)にして八十九歳に達(たつ)した。我が死期(しき)來(きた)れりと自分で葬儀(さうぎ)の仕度(したく)などを整(とゝの)へ又(ま)た子(こ)に遺言(ゆゐごん)して石を棺(くわん)に收(おさ)むることを命(めい)じた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
雲飛(うんぴ)は驚(おどろ)いて『飛(と)んだことを言はるゝ、これは拙者(せつしや)永年(ながねん)祕藏(ひざう)して居るので、生命(いのち)にかけて大事(だいじ)にして居るのです』
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
雲飛(うんぴ)といふ人は盆石(ぼんせき)を非常に愛翫(あいぐわん)した奇人(きじん)で、人々から石狂者(いしきちがひ)と言はれて居たが、人が何と言はうと一切(さい)頓着(とんぢやく)せず、珍(めづら)しい石の搜索(さうさく)にのみ日を送つて居た。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)