“雲霞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんか88.9%
くもかすみ8.9%
ウンカ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この決死の兵法には、雲霞うんかのように寄せて来ていた、六波羅勢も恐れをなし、左右そうなく門を押し破って、乱人することが出来なかった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「この山車だしが皆徳川時代のものばかりです。近郷近在から雲霞くもかすみと人が出てその盛んなこと京都の祇園祭をければ恐らく日本一です」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
エビラ、槍鉄砲ヲ立テ、葬礼ノ場ニハ秀吉分国ノ徒党ハ云フニ及バズ、諸侍、悉ク馳セ集リ、見物ノ輩、貴賤雲霞ウンカノ如シ——
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)