“うんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウンカ
語句割合
雲霞81.6%
浮塵子14.3%
鄆哥2.0%
熅火2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「新島襄何者ぞ? 彼の如きは群馬県の本領を語るものに非ず。群馬県からはもっと豪い人物が雲霞うんかの如くに輩出はいしゅつしている」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それから浮塵子うんか根切虫ねきりむしだが、そんねえな無益物やくざものの昆虫学とやらの名前も覚えなくつちやなりますめえ。
鄆哥うんかとはこれで別れたものの、武大はもうそのことだけでいっぱいだった。思いつめると、涙がこぼれ、腹は煮えくりかえってくる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まもなく彼は、九叔と鄆哥うんかをそこへ待たせておいて、ぷいと外へ出かけてしまった。従卒二、三人を連れている。そして街へかかると
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昏倒こんとうした蘇武に対する胡毉こいの手当てというのがすこぶる変わっていた。地を掘ってあなをつくり熅火うんかを入れて、その上に傷者を寝かせその背中をんで血を出させたと漢書かんじょにはしるされている。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)