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浮塵子
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うんか
ふりがな文庫
“
浮塵子
(
うんか
)” の例文
越前国池田地方は山間の
僻郷
(
へききょう
)
であるが、先年、日清戦役後、
浮塵子
(
うんか
)
が発生して、ほとんど収穫皆無のことがあった。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
それから
浮塵子
(
うんか
)
や
根切虫
(
ねきりむし
)
だが、そんねえな
無益物
(
やくざもの
)
の昆虫学とやらの名前も覚えなくつちやなりますめえ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
自動車は、また、八寸置きに布片の目じるしをくゝりつけた田植縄の代りに木製の新案特許の
枠
(
わく
)
を持って来た。
撥
(
は
)
ね
釣瓶
(
つるべ
)
はポンプになった。
浮塵子
(
うんか
)
がわくと白熱燈が使われた。
浮動する地価
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
ある年のこと、
浮塵子
(
うんか
)
が多く出て、米がみんな食われてしまうといって、農民たちが騒ぎ出し、石油を田にまいて、その絶滅を企てたけれども、文次郎だけは石油をまかなかったそうです。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
萱
(
かや
)
で添木を作ってやった。枯れた葉を一枚一枚むしりとってやった。枝を剪んでやった。
浮塵子
(
うんか
)
に似た緑色の小さい虫が、どの薔薇にも、うようよついていたのを、一匹残さず除去してやった。
善蔵を思う
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
と
浮塵子
(
うんか
)
は
動
(
やや
)
もすると話題を自分の畑へもって行ってしまう。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
横すべる
浮塵子
(
うんか
)
を前に死を前に
今日:02 今日
(新字旧仮名)
/
西東三鬼
(著)
穿いた
浮塵子
(
うんか
)
だといって唯々厄介者扱いにします
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“浮塵子(ウンカ)”の解説
ウンカ(浮塵子)は、イネの害虫となる体長5mmほどの昆虫を指す。
(出典:Wikipedia)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
塵
漢検準1級
部首:⼟
14画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“浮塵”で始まる語句
浮塵