“浮塵子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんか85.7%
ふじんし14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越前国池田地方は山間の僻郷へききょうであるが、先年、日清戦役後、浮塵子うんかが発生して、ほとんど収穫皆無のことがあった。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
浮塵子うんかに似た緑色の小さい虫が、どの薔薇にも、うようよついていたのを、一匹残さず除去してやった。
善蔵を思う (新字新仮名) / 太宰治(著)
ある年のこと、浮塵子うんかが多く出て、米がみんな食われてしまうといって、農民たちが騒ぎ出し、石油を田にまいて、その絶滅を企てたけれども、文次郎だけは石油をまかなかったそうです。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
浮塵子うんかがわくと白熱燈が使われた。
浮動する地価 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
横すべる浮塵子うんかを前に死を前に
今日:02 今日 (新字旧仮名) / 西東三鬼(著)
また米を得るためには無数の浮塵子ふじんし(うんかのこと)をみなごろしにせねばならず、単に薔薇の花を賞玩するためのみにも数万の蚜虫あぶらむしを殺戮せねばならぬ、その他今日われわれが自然物に加えている迫害を数え挙げたら実に際限はない。