“蟆子”の読み方と例文
読み方割合
ぶよ100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、その花房にたかっていたらしい、無数の蟆子ぶよのような小さい羽虫が、花粉かのように舞い立ったが、日光の中に吸い込まれてしまった。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それには百姓たちの名前が、まるで蟆子ぶよでもたかったようにぎっしり書きこんであった。
「ほんとうに、あなた、蟆子ぶよのたかりましたほどのあともございませんから、御安心遊ばせ。絞りかえて差上げましょう。——さようでございますか、フとしたお心持に、何か触ったのでございましょう。御気分は……」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蟆子ぶよたち口にかゆきか吾がわらべ夕ばえの頃は聲はずむめり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
細かい宝石のように輝かせ、その木洩こもかよの空間に、蟆子ぶよ蜉蝣かげろうや蜂が飛んでいたが、それらの昆虫の翅や脚などをも輝かせて
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
蟆子ぶよたち口にかゆきか吾がわらべ夕ばえの頃は声はずむめり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
稗草の穗向ほむきにちらふ蟆子ぶよのかげ驚きて思ふうらさびにけり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
稗草の穂向ほむきにちらふ蟆子ぶよのかげ驚きて思ふうらさびにけり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)