“ぶよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
68.8%
蟆子25.0%
蚋子3.1%
3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われは暑に苦み、この變化なき生活にみて、殆ど死せる如くなりき。風少しく動くと覺ゆるときは、蠅ぶよなんど群がり來りて人の肌を刺せり。
そのうちにようやく、隙間もなく何か書き埋めた一枚の紙が取り出された。それには百姓たちの名前が、まるで蟆子ぶよでもたかったようにぎっしり書きこんであった。いろんな名前がある。
音もなき蚋子ぶよのふめきに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「そいでなきゃ羽根のある小さい虫が食べたいわ、蚊みたいなぶよみたいな、ぴかぴかした羽根がおいしいのよ、舌のうえにへばりつくのがとても可愛くておいしい。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)