“ぶと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
太35.0%
肥30.0%
蚋20.0%
武都10.0%
小肥5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うむ、執拗(しつ)っこい奴等だな、御蔵前で見ん事、撒(ま)いてやったと思ったに、し太(ぶと)く跟(つ)けて来やあがったのか」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
模様を見て来た彼はまた彼で、こ肥(ぶと)りの身体に丸い顔をほころばしていた。お内儀(かみ)さんの云うことを単純に信じて来た彼は屈托(くったく)なげに云った。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
鼾が高いので、竜輩怪しみ何事ぞと問うに、今夜痛く蚋(ぶと)に螫(さ)されたと対う。
しめて、このたびも旧時の例にならい、我かならず雍(よう)・郿(び)の二郡をうかがうであろうとなして、そこを防ぎ固めるにちがいない。……ゆえに我は、鉾を転じて陰平、武都(ぶと)の二郡を急襲せん
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかし品川で芸者をしていたとかいうその母親は、体の小肥(ぶと)りに肥った、目容(めつき)に愛嬌(あいきょう)のある鼻の低い婆さんであった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)