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屈托
ふりがな文庫
“屈托”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くったく
80.0%
くつたく
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くったく
(逆引き)
幸い彼の目下の状態はそんな事に
屈托
(
くったく
)
している余裕を彼に与えなかった。彼は
家
(
うち
)
へ帰って衣服を着換えると、すぐ自分の書斎へ
這入
(
はい
)
った。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そういう孤独な、
屈托
(
くったく
)
のない日々の中で、菜穂子が奇蹟のように精神的にも肉体的にもよみ返って来だしたのは事実だった。
菜穂子
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
屈托(くったく)の例文をもっと
(36作品)
見る
くつたく
(逆引き)
よく/\の事でせう、錢形平次は額に煙草を吸はせて、初秋のケチな庭を眺めるでもなく、ひどく
屈托
(
くつたく
)
して居るのです。
銭形平次捕物控:186 御宰籠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
上部
(
うはべ
)
から
見
(
み
)
ると、
夫婦
(
ふうふ
)
ともさう
物
(
もの
)
に
屈托
(
くつたく
)
する
氣色
(
けしき
)
はなかつた。それは
彼等
(
かれら
)
が
小六
(
ころく
)
の
事
(
こと
)
に
關
(
くわん
)
して
取
(
と
)
つた
態度
(
たいど
)
に
就
(
つい
)
て
見
(
み
)
ても
略
(
ほゞ
)
想像
(
さうざう
)
がつく。
流石
(
さすが
)
女丈
(
をんなだけ
)
に
御米
(
およね
)
は一二
度
(
ど
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
屈托(くつたく)の例文をもっと
(9作品)
見る
屈
常用漢字
中学
部首:⼫
8画
托
漢検準1級
部首:⼿
6画
“屈托”で始まる語句
屈托気
屈托顔
検索の候補
屈托気
屈托顔
“屈托”のふりがなが多い著者
本庄陸男
木下尚江
二葉亭四迷
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柳田国男
幸田露伴
神西清
林不忘
岡本かの子