“屈托気”の読み方と例文
読み方割合
くったくげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写生文家のかいたものには何となくゆとりがある。っておらん。屈托気が少ない。したがって読んでび暢びした気がする。
写生文 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其処で喬介は、大きなアフリカ産の牡虎が、屈托気に昼寝をしている姿を見詰めながら暫く深い思案に陥っていた。が、急に向き直って、晴れ渡った大空の一角に眼をやった。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
軒下から奥をくとけた障子が立て切ってある。向う側は見えない。五六足の草鞋しそうにからされて、屈托気にふらりふらりと揺れる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)