武都ぶと)” の例文
しんの時、武都ぶとの故道に怒特どとくやしろというのがあって、その祠のほとりに大きいあずさの樹が立っていた。
しめて、このたびも旧時の例にならい、我かならずようの二郡をうかがうであろうとなして、そこを防ぎ固めるにちがいない。……ゆえに我は、鉾を転じて陰平、武都ぶとの二郡を急襲せん
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)