“昏倒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんとう95.9%
こんたう2.0%
めをまわ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大川氏はこの悲劇のため一時まったく昏倒こんとうしたくらいで、ほとんど気抜けの態であるが、係員の質問に対しては割合明かに答えている。
黄昏の告白 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
さうして周三を警察に叩き込み、うちへ歸つて來ると、大阪屋は、奧座敷へ昏倒こんたうしてしまつた。が、一時間もするとふらつく脚を踏みしめて立ち上つた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
夏のはじめには二、三寸離れていても蠅は石油の匂いで昏倒めをまわして石油の中へ落ちてそのまま死にます。柱にとまっているのでも下から小皿を出すとコロコロ落ちます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)