“昏迷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんめい97.4%
あが2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(以下一八六字削除)それが、以前の貴方の場合とぴったり合ってしまうので、なおさら昏迷こんめいの度が深められてまいるわけなのです。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
何ぞ知ろうわし自身は、ここ数年前から、殆ど、壁に頭を打ちつけたように、道もさとれず、わざも進まず、ただ昏迷こんめいがあるばかりだ。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と頼母が叫んだ時には、もうその乾児の脳天を、鼻柱まで斬り下げ、その隙を狙って紋太郎が、脱兎のように戸口を目がけて逃げだしたのを、追おうともしないで見捨て、昏迷あがった四人目の乾児が
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)