“こんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昏迷90.7%
昆明2.3%
混迷2.3%
今名2.3%
困迷2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何ぞ知ろうわし自身は、ここ数年前から、殆ど、壁に頭を打ちつけたように、道もさとれず、わざも進まず、ただ昏迷こんめいがあるばかりだ。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昔の因縁いんねんを考えると、わしとて、譲らんでもないが、しかしあのように敗けてばかりいるのでは張合はりあいがない。——で、当時とうじ、醤の奴は、どこにいるのか。重慶じゅうけいか、成都せいとか、それとも昆明こんめい
これは余談よだんわたるが、彼れ醤は、日本軍のため、重慶じゅうけいを追われ、成都せいとにいられなくなり、昆明こんめいではクーデターが起り、遂に数奇すうききわめた一生をそこで終るかと思われたが、最後の手段として
とうとうその日は決心がつかないままにれた。かれはうつろな心で塾の行事を終わり、解決を翌日にのばして、冷たいとこにはいった。ねむられない一夜だった。混迷こんめいはやはり翌日もつづいた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
一一 混迷こんめい
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
右 Acorus 属であるアヤメの名が消えて、今名こんめいのショウブとなると同時に、ハナアヤメの名も消えてアヤメとなった。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「イヤ、そうお隠しなされては、てまえホトホト困迷こんめいいたす」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)