“昏迷乱擾”の読み方と例文
読み方割合
こんめいらんじよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は実にこの昏迷乱擾こんめいらんじようせる一根いつこんの悪障を抉去くじりさりて、猛火にかんことをこひねがへり。その時彼は死ぬべきなり。生か、死か。貫一の苦悶くもんやうやく急にして、つひにこの問題の前にかうべを垂るるに至れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)