昏迷あが)” の例文
と頼母が叫んだ時には、もうその乾児の脳天を、鼻柱まで斬り下げ、その隙を狙って紋太郎が、脱兎のように戸口を目がけて逃げだしたのを、追おうともしないで見捨て、昏迷あがった四人目の乾児が
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)