“昏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くら49.2%
41.2%
くれ2.1%
クラ2.1%
1.6%
1.1%
くらま0.5%
くる0.5%
こん0.5%
ほのぐら0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汗はしんしんと工人達の背にまろび、百合はあかく咲き極まって酷暑の午後の太陽の光のなかにむばかりの強い刺戟を眼に与える。
真夏の幻覚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
身のまわりの物をまとめた荷を下僕に負わせて、花蔵院というところにある水野外記の別墅へ着いたのはその日のれがただった。
晩秋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
聞給はゞび給ふべしけるが否々年も行ぬ其方們先々見合と云を兄弟は聞ず敵討に出ると云にも非ず父樣の樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
空は愈々青澄み、くなる頃には、藍の様に色濃くなつて行つた。見あげる山の端は、横雲の空のやうに、茜色に輝いて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
萬法藏院の晨朝の鐘だ。夜の曙色に、一度騷立つた物々の胸をおちつかせる樣に、鳴りわたる鐘のだ。ぱし白みかゝつて來た東は、更にほの暗いれの寂けさに返つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
万法蔵院の晨朝の鐘だ。夜の曙色に一度騒立つた物々の胸をおちつかせる様に、鳴りわたる鐘のだ。ぱし白みかゝつて来た東は、更にほの暗いれの寂けさに返つた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おつぎは釣瓶竹竿からつける一條きつゝあるのをた。ちら/\とすやうな樹木悉皆純白て、釣瓶いてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
りたるかなきは九郎兵衞殿如何なる前世の同士現在を分し伯父の中で有ら娘や婿なりと後家のお深にめられ解死人願ひは何事ぞと姑くは人をもみ身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
(『帰正漫録』に曰く、「覚はにして夢は霊、生は正にして死は神、造物の人をして死を謹ましむるゆえんなり」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
妻は座席を讓られたと見えて、二等室入口眞近のいベンチに、小さい子を背負つた儘腰かけてゐた。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
都の姫の事は、子古の口から聴いて知つたし、又、京・難波の間を往来する頻繁な公私の使ひに、文をことづてる事は易かつたけれども、どう処置してよいか、途方にれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)