“敵討”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたきうち64.4%
かたきう31.1%
かたきぶち2.2%
あだうち2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逆手さかてもちまゝうしなひてたふたりしかば是は何事なにごとならんと氣付きつけあたへて樣子やうすきく敵討かたきうちなりと申ゆゑ半左衞門はんざゑもんおほいに驚き早々さう/\町役人ちやうやくにん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「よし、もうお前を止めやしない。思う存分にするがよい。わしの可愛かわいい豹の敵討かたきうちだ。どうともお前の思うようにするがよい」
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
子供を連れて年寄が敵討かたきぶちに行くだから、一角の行方が知んなえば何時いつけえって来るか知んなえ、なげえ旅で死ななえともいわれなえ、是ア己が形見だから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あの交番——喜久井町きくいちょうを降りてきた所に——の向かいに小倉屋おぐらやという、それ高田馬場の敵討あだうちの堀部武庸たけつねかね、あの男が、あすこで酒を立ち飲みをしたとかいうますを持ってる酒屋があるだろう。
僕の昔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)