“氣付”のいろいろな読み方と例文
新字:気付
読み方割合
きづ50.0%
きつけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鋼索こうさく化學用くわがくようしよ劇藥げきやく其他そのほか世人せじん到底たうてい豫想よさうがた幾多いくた材料ざいりよう蒐集中しうしふちうなりしが、何時いつとも吾人われら氣付きづかぬその姿すがたかくしぬ。
たかやまのぼられたひとは、だれでも氣付きづづてゐることですが、やましげつてゐる樹木じゆもくふもと中腹ちゆうふくとでは、まるで種類しゆるいがちがつてをり、頂上近ちようじようちかくになると、またさらにほかの種類しゆるい植物しよくぶつえてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
逆手さかてもちまゝうしなひてたふたりしかば是は何事なにごとならんと氣付きつけあたへて樣子やうすきく敵討かたきうちなりと申ゆゑ半左衞門はんざゑもんおほいに驚き早々さう/\町役人ちやうやくにん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
僕はだからこのあかえといふさかなの骨を食べる時には、ちよつとした氣付きつけのやうなものを感じ、ぽりぽり齒に當てると遠いところで僕の恥づかしさか、見えて來る。
末野女 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)