“氣分”のいろいろな読み方と例文
新字:気分
読み方割合
きぶん93.8%
ムード6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その二百年にひやくねんあまりのあひだに、だん/\うたといふものゝ、かういふものでなければならないといふ、漠然ばくぜんとした氣分きぶん出來できました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ヂュリ ほんにどくぢゃ、氣分きぶんわるうてはなァ。したが、乳母うば乳母うばや、乳母うばいなう、何卒どうぞうてたも、戀人こひゞとなん被言おッしゃった?
よつてまた音韻以外、およそ言葉のもつありとあらゆる屬性——調子トーンや、拍節テンポや、色調ニユアンスや、氣分ムードや、觀念イデア——を綜合的に利用する。即ちかくの如きものは、實に言葉の一大シムホニイである。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)