“拍節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
タクト25.0%
テンポ25.0%
ビーツ25.0%
リズム25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またあのせかせかした歩みの拍節タクトから生みだされて、たえず彼につきまとって離れなかったとどろくような楽旨モチーフも、彼の耳から消え失せた。
よつてまた音韻以外、およそ言葉のもつありとあらゆる屬性——調子トーンや、拍節テンポや、色調ニユアンスや、氣分ムードや、觀念イデア——を綜合的に利用する。即ちかくの如きものは、實に言葉の一大シムホニイである。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
あなたが橋掛りで慎しやかな白い拍節ビーツを踏むと
能楽論 (新字旧仮名) / 野口米次郎(著)
辞書の正解する、言語通りの意味の韻文とは、一定の法則されたミーターやスタンザを持ったところの拍節リズムの正規的な形式文学を指すのである。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)