“ムード”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心情20.0%
情調20.0%
気分20.0%
氣分20.0%
雰囲気20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれが格別の具体的事由なしに憂鬱になったり快活になったりする心情(ムード)の変化はある特殊の内分泌ホルモンの分泌量に支配されるものではないかと思われる。
五月の唯物観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
忘れられた少年時代の情調(ムード)のすべてが合成され再生されて、大きな情調の力となり、彼はその支配を受けているようだった。
綜合的な舞台の芸術を真個に生かすには、只一本無駄な花があってさえ全体の気分(ムード)に関係する。
印象:九月の帝国劇場 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
よつてまた音韻以外、およそ言葉のもつありとあらゆる屬性——調子(トーン)や、拍節(テンポ)や、色調(ニユアンス)や、氣分(ムード)や、觀念(イデア)——を綜合的に利用する。即ちかくの如きものは、實に言葉の一大シムホニイである。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
それはけっして、この僧院造り特有の、暗い沈鬱な雰囲気(ムード)が、彼に及ぼした力ではなかったのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)