“しんじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンジヤウ
語句割合
身上57.1%
心情14.3%
心状14.3%
新城7.1%
進上7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
合て見れば我等が謀計はかりごとあたりしなり今にては見らるゝ通り相應さうおう身上しんじやうも仕上たれば貴樣が今度遣ひし二人の路用金位ろようきんぐらゐは損をばかけよき江戸土産みやげ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さりとてはほど人品じんぴんそなへながらおぼえたげいきか取上とりあげてもちひるひときかあはれのことやとはまへかんじなり心情しんじやうさら/\れたものならずうつくしきはなとげもあり柔和にゆうわおもて案外あんぐわい所爲しよゐなきにもあらじおそろしとおもへばそんなもの
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
心状しんじやうのほどはらず、中間ちうげん風情ふぜいには可惜あたら男振をとこぶりの、すくないものが、身綺麗みぎれいで、勞力ほねをしまずはたらくから、これはもありさうなことで、上下じやうげこぞつてとほりがよく、千助せんすけ千助せんすけたいした評判ひやうばん
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
定番の下には一年交代の大番頭おほばんがしらが二人ゐる。東大番頭は三河みかは新城しんじやう菅沼織部正定忠すがぬまおりべのしやうさだたゞ、西大番頭は河内かはち狭山さやまの北条遠江守氏春とほたふみのかみうぢはるである。以上は幕府の旗下で、定番の下には各与力三十騎、同心百人がゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
取寄せ日野家へ用金と號して右の高三千三百兩進上しんじやう致し何分宜敷頼み上ると申しおきて勘解由は立歸り諸司しよし代松平丹波守殿へは此事をかるく屆に及びたり然れ共松平殿は内々ない/\承知致され日野家の致し方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)