“しんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンジョウ
語句割合
身上48.9%
新庄15.6%
進上8.9%
信条4.4%
心情4.4%
新城4.4%
真情4.4%
神縄2.2%
信常2.2%
心性2.2%
深情2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんや年もゆかぬ小童こわっぱ、見も知らぬ推参者にかかる無礼を加えられては、死んでも弱いは吹けないのが神尾としての身上しんじょうであります。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「いま唄ったのは新庄しんじょうあたりの武家屋敷で手毬唄てまりうたによく聞いたものだが、この辺では馬子唄に唄うのか」
峠の手毬唄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
進上しんじょう飾物かざりもの山をなし(上巻第四図)やがて顔見世中村座木戸前きどまえの全景(上巻第五図)より市村座劇場内(第六図)を見てすぐれば
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「それがしの信条しんじょうを」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
学者は日常他人に教示きょうじするくせをもってくらす。その気持ちのリズムにうて、暮さなければ夫の心情しんじょうを荒らす。妻も大方おおかたのことは生徒になりたる態度をもって、夫に対侍たいじすべし。
良人教育十四種 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その老人ろうじんはかがやき、言葉ことばねつをおびて、かおかたちにしみじみと真情しんじょうがあらわれていました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
とうのうちでも長兄ちょうけいのようにしたっている忍剣が、むごい神縄しんじょうにかけられて山へ送りやられた時から、この洞穴にしのびこんでいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、手にあました浜松城はままつじょう武士ぶしや、石見守いわみのかみからうったえたものであろう、御岳神社みたけじんじゃ衛士えじたちが数十人、ご神縄しんじょうしょうする注連縄しめなわを手にもって
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紙片しへんと鉛筆を出して姓名を請うたら、斗満大谷派説教場創立係世並よなみ信常しんじょう、と書いてくれた。朝露のは子供にほんを教え、それから日々夫婦で労働して居るそうだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
私は父のそのさもしい心性しんじょうに平生から反感をもっていた。この場合も妙にしゃくにさわって仕様しようがなかった。
夫人の深情しんじょう執拗しつような計画とを知ったときに、これはどんな犠牲を払っても、堕胎を実行しなければならないと思った。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)