“石見守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわみのかみ63.6%
いはみのかみ36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなに手間てまをとっちゃいられないよ。おれは、石見守いわみのかみさまの駕籠がたつと、一しょに、甲府こうふ躑躅つつじさきへ帰らなけりゃならない」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この夜しかも同じ時刻に、旗本近藤石見守いわみのかみは、本郷妻恋坂の坂の上に軍学の道場を構えている柴田三郎兵衛の宅へ押し寄せた。
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
以て申送れば國許くにもとにても家老衆からうしう早々さう/\登城とじやうの上評議ひやうぎに及ぶ面々は安藤帶刀たてわき同く市正いちのかみ水野石見守いはみのかみ宮城丹波みやぎたんば川俣彈正かはまただんじやう登坂式部とさかしきぶ松平監物けんもつ細井※書等づしよとうなり江戸表よりの書状しよじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
永禄中井伊谷の菅沼治郎右衛門忠久、近藤石見守いはみのかみ秀用、鈴木三郎太夫重長、麾下に属せざるを以て、家康圓一を召して密事を告げ、且三人の家に遣はして招諭せしむ。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)