“監物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんもつ95.0%
ケンモツ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
修理しゅりは、越中守が引きとったあとで、すぐに水野監物けんもつに預けられた。これも中の口から、平川口へ、青網あおあみをかけた駕籠かごで出たのである。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
申しては畏れ多うござりますが、わたくしも監物けんもつも、また家中の心あるさむらいは皆、御奉公がいのない暗君と、嘆かぬものはありませぬ。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
監物ケンモツ直政、柴田ト合戦ノ時、十文字槍ヲモテ、柴田ガ金ノ御幣ノ馬符ヲ奪ヒ取ル。コノ時、小塚藤右衛門、セ懸リ、直政ニアツマル。直政御幣ヲ捨テ、藤右衛門ヲ組伏セ、首ヲ取ル。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)