“國許”の読み方と例文
新字:国許
読み方割合
くにもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
國許くにもとにござります、はなしにつきまして、それ饒舌しやべりますのに、まことにこまりますことには、事柄ことがらつゞきなかに、うたひとつござります。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
以て申送れば國許くにもとにても家老衆からうしう早々さう/\登城とじやうの上評議ひやうぎに及ぶ面々は安藤帶刀たてわき同く市正いちのかみ水野石見守いはみのかみ宮城丹波みやぎたんば川俣彈正かはまただんじやう登坂式部とさかしきぶ松平監物けんもつ細井※書等づしよとうなり江戸表よりの書状しよじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
三ヶげつばかりぎると、彼女かのぢよ國許くにもとかへつて開業かいげふするといふので、あたらしいわかをつとともに、この土地とちるべくさま/″\な用意よういりかゝつた。彼女かのぢよつてゐるものをみなさゝげた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)