“國府”のいろいろな読み方と例文
新字:国府
読み方割合
こくぶ57.1%
こくふ28.6%
こふ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中を開けて見ると、粉煙草が少々、薩摩さつま國府こくぶでもあることか、これはきざみの荒い、色の黒い、少し馬糞まぐそ臭い地煙草ではありませんか。
銭形平次捕物控:050 碁敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
はい、あの死骸しがい手前てまへむすめが、片附かたづいたをとこでございます。が、みやこのものではございません。若狹わかさ國府こくふさむらひでございます。金澤かなざは武弘たけひろとしは二十六さいでございました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
陸前りくぜん松島まつしま宮戸島みやとじまだとか、三河みかは吉胡よしこだとか、河内かはち國府こふだとか、備中びつちゆう津雲つぐもだとか、肥後ひご阿高あこうなどでは、ずいぶんたくさん人間にんげんほねて、あるひとつの場所ばしよからは百體ひやくたい三百體以上さんびやくたいいじようほね
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)