“備中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びっちゅう76.9%
びつちゆう19.2%
びつちう3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また備前、備中びっちゅうには日御崎ひのみさきというものあり。備中、備後にトウビョウというものあり。いずれも人について人を悩ますことをいえり。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
鈴木氏が以前備中びつちゆうの倉敷在にゐる或る友人を訪ねた事があつた。其処そこくには是非村境むらざかひを流れてゐる高梁川たかはしがはの渡し場を越さねばならなかつた。
かたはらひかへた備中びつちう家来けらい、サソクに南蛮鉄なんばんてつあぶみつて、なかさへぎつてした途端とたんに、ピシリとつた。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)