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びつちう
ト
傍に
控へた
備中の
家来、サソクに
南蛮鉄の
鐙を
取つて、
中を
遮つて
出した
途端に、ピシリと
張つた。
此の
備中、
一時越前の
領土巡検の
役を、
主人義景より
承り、
供方二十
人ばかりを
連れて、
領分の
民の
状態を
察せんため、
名だゝる
越前の
大川、
足羽川のほとりにかゝる。
ト
長雨のあとで、
水勢どう/\として、
渦を
巻て
流れ、
蛇籠も
動く、とある。
備中馬を
立てゝ