“足羽川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あすはがは33.3%
あすばがわ33.3%
あすわがわ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
備中びつちう一時あるとき越前ゑちぜん領土巡検りやうどじゆんけんやくを、主人しゆじん義景よしかげよりうけたまはり、供方ともかた二十にんばかりをれて、領分りやうぶんたみ状態じやうたいさつせんため、だゝる越前ゑちぜん大川おほかは足羽川あすはがはのほとりにかゝる。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そして、柴田勝家しばたかついえの居城のあとは、市の東南の方角に在って、明治四十年までは石垣なども残っていたが、四十年になって市中を流れている足羽川あすばがわを改修したので、大半は川の底になってしまった。
首のない騎馬武者 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「気の毒だった、捕手とりてに逃げ口をふさがれて、足羽川あすわがわかみを遠まわりしてきたため、ばかに手間てまをとってしまった。それはいいが、城中でわたしたアレは落とさずもってきたろうな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)