“址”の読み方と例文
読み方割合
あと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葡萄圃の間を過ぎ、古の混堂(ゆや)の址(あと)を圍みたる白き石垣に沿ひて、ひたすら進みゆく程に羅馬の府の外に出でぬ。日はいと烈しかりき。
白根(しらね)入りをした宇津木兵馬は例の奈良田の湯本まで来て、そこへ泊ってその翌日、奈良王の宮の址(あと)と言われる辻で物凄い物を見ました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
七六 長者屋敷は昔時長者の住みたりし址(あと)なりとて、そのあたりにも糠森(ぬかもり)といふ山あり。長者の家の糠を捨てたるがなれるなりといふ。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)