“廃址”のいろいろな読み方と例文
旧字:廢址
読み方割合
はいし90.0%
ルイン10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小なる者は長添(ながそえ)山と為す、松倉伊賀の廃址(はいし)なり。山川の間人戸一千、士農あり、工商ありと。これ彼が自(みず)から語れる故郷の光景なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
溝渠(こうきょ)の廃址(はいし)の赤黒い迫持(せりもち)の下には白巴旦杏(しろはたんきょう)が咲いていた。よみがえったローマ平野の中には、草の波と揚々たる罌粟(けし)の炎とがうねっていた。
自然はその独創の廃址(ルイン)を作りながら、かつこれを保護しているであろう、今という今「古い家」を塗り潰した「新しい家」の屋上に立って、麻痺した私の神経は、急に幾倍の鋭さを加え
雪中富士登山記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)