“廃頽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいたい97.7%
たいはい2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暴力で一時国をてることもできるし、国をほろぼすこともできる。産業で国をてることもできるし、産業で国が廃頽はいたいすることもある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
木像、しんあるなり。神なけれども霊あって来りる。山深く、里ゆうに、堂宇廃頽はいたいして、いよいよ活けるがごとくしかるなり。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
、自分の偉さみたいに、思い上がっている奴だ。天下のみだるるは、天下の紊れに非ず、官の廃頽たいはいによるというが、洛陽育ちの役人や将軍のうちには、あんなのが沢山いるだろうて
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)