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廃頽期
ふりがな文庫
“廃頽期”の読み方と例文
読み方
割合
はいたいき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいたいき
(逆引き)
此
(
かく
)
の如く文化年代の浮世絵に至つて
頗
(
すこぶ
)
る顕著となりし極端なる写実の傾向は、爛熟し尽せる江戸文明の漸く
廃頽期
(
はいたいき
)
に向はんとする前兆を示すものならずや。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
連句はその末流の
廃頽期
(
はいたいき
)
に当たって当時のプチブルジョア的有閑階級の
玩弄物
(
がんろうぶつ
)
となったために、そういうものとしてしか現代人の目には映らないことになった。
映画雑感(Ⅰ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
老中筆頭は
田沼主殿頭
(
たぬまとのものかみ
)
、横暴をきわめたものであった。時世は全く
廃頽期
(
はいたいき
)
に属し、下剋上の悪風潮が、あらゆる階級を毒していた。
賄賂請託
(
わいろせいたく
)
が横行し、物価が非常に高かった。
銅銭会事変
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
廃頽期(はいたいき)の例文をもっと
(5作品)
見る
廃
常用漢字
中学
部首:⼴
12画
頽
漢検1級
部首:⾴
16画
期
常用漢字
小3
部首:⽉
12画
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永井荷風
寺田寅彦