“賄賂請託”の読み方と例文
読み方割合
わいろせいたく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老中筆頭は田沼主殿頭たぬまとのものかみ、横暴をきわめたものであった。時世は全く廃頽期はいたいきに属し、下剋上の悪風潮が、あらゆる階級を毒していた。賄賂請託わいろせいたくが横行し、物価が非常に高かった。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
賄賂請託わいろせいたくが到る所から到来した。それにひそかに佐渡の金山の、山役人と結托をしていた。で美作は暴富であった。そうして美作はその暴富を、巧妙に活用することによって、自分の勢力を布衍ふえんした。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)