“ルイン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廃址50.0%
零落50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自然はその独創の廃址ルインを作りながら、かつこれを保護しているであろう、今という今「古い家」を塗り潰した「新しい家」の屋上に立って、麻痺した私の神経は、急に幾倍の鋭さを加え
雪中富士登山記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
これらの石は皆雨にさらされ、火に打たれた断片である、壊敗の形骸である、しかも血を踏まざる自然の零落ルインは、未だ死んだこともなければ、朽ちたこともない、之を荒廃、寂莫、零落と呼べばとて
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)