“足羽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あすは33.3%
あすわ33.3%
アスハ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その碑文をえらみ、越前えちぜん足羽あすは神社の境内に碑を建てたのも、この翁だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
越前の足羽あすわ山中で捕えたあの玄蕃允げんばのじょうを、すぐ斬ることなく、宇治の槙島まきしまへ送らせておいた時からして、秀吉には、今日の下心があったとみえる。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曙覧の、足羽アスハ山移住の年月も、さうしておほよそになつて来たのかも知れぬ。足羽山移住を伝へる弘化三年に生れたのは、長男今滋である。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)