“供方”の読み方と例文
読み方割合
ともかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この手紙には、当日尾州でも禁門を守衛したとありますね。檐下詰のきしたづめには小瀬新太郎をかしらにする近侍の士、堂上裏門の警備には供方ともかたをそれに当てたとありますね。」
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
備中びつちう一時あるとき越前ゑちぜん領土巡検りやうどじゆんけんやくを、主人しゆじん義景よしかげよりうけたまはり、供方ともかた二十にんばかりをれて、領分りやうぶんたみ状態じやうたいさつせんため、だゝる越前ゑちぜん大川おほかは足羽川あすはがはのほとりにかゝる。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)