“状態”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ありさま39.4%
じやうたい16.7%
じょうたい13.6%
さま6.1%
じようたい6.1%
ざま3.0%
ぜうたい3.0%
たたずまい1.5%
ようす1.5%
わけ1.5%
(他:5)7.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“状態”を含む作品のジャンル比率
哲学 > キリスト教 > 各教派・教会史100.0%
自然科学 > 地球科学・地学 > 地震学(児童)100.0%
社会科学 > 経済 > 貨幣・通貨100.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
僕もその席に侍りて、先のほどまで酒みしが、独り早く退まかいでつ、その帰途かえるさにかかる状態ありさま
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
折角せっかく心持が緊張しているうちにやり遂げたかった計画も、こうした状態ありさまでずるずると一角から崩れはじめました。
流転 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
只管ひたすらあるもの隱蔽いんぺいしようとするやうな恐怖きようふ状態じやうたいあらはしてながら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
左樣さやう状態じやうたいくににはかねさぬとふのが英米えいべい立前たてまへである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
そのなか夢心地ゆめごこち状態じょうたいにあきてくると、彼はうごきまわっておとをたてたくてたまらなくなった。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
じつは自分は花前はもうだめとあきらめていたところ、きょうのようすでは精神せいしん状態じょうたいが、たしかにすこしよくなってる。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
もし神の怒りに觸れなば何ぞ罰をあけの都の中にうけざる、またもし觸れずば何故にかゝる状態さまにありや 七三—七五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
兄弟よ、諸〻の天使と、汝が居る處の純なる國とは、現在いまのごとき完き状態さまにて造られきといふをうれども 一三〇—一三二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そのほか自然界しぜんかい状態じようたい非常ひじよう今日こんにち接近せつきんしてました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
大陸たいりく現今げんこんのように五大洲ごだいしゆうわかれてゐるけれども、地球ちきゆうけてゐた状態じようたいから
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
くるしみかろんずるとか、なんにでも満足まんぞくしているとか、どんなことにもおどろかんとうようになるのには、あれです、ああ状態ざまになってしまわんければ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
焼けて焦茶色になった秩父銘仙の綿入れを着て、堅く腕組みをしながら玄関を下りた時の心持は、吾れながら、自分の見下げ果てた状態ざまが、歴々ありありと眼に映るようで、思い做しばかりではない、女中の「左様なら! どうぞお近い内に!」という送り出す声は
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
しかし、球台たまたいたま、キユウ、チヨウク、おきやくの人から建物たてものかんじ、周圍しうい状態ぜうたい
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
しかるに今日こんにち状態ぜうたい如何いかゞであるか、外語研究ぐわいごけんきう旺盛わうせいはまことに結構けつこうであるが
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
——風も吹かずそよぎもせず、外も内も森然しんとした状態たたずまい! 響くものは悲しみの歌ばかり、咽び泣く銀の竪琴の音ばかり、ただ音ばかりでござりました。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あっしは暴れるのをやめてボンヤリと見惚みとれてしまいましたよ。向うの部屋の状態ようすがアンマリ非道ひどいんで、呆れ返ってしまったんです。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そんな状態わけで、病人と介抱人が日本一の神様みたようになってグーグー眠ってしまいましたが、その中に大惣の声で……、
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「今日は南が吹いていますね。……湿気も温度もちょうどいい。珍らしく良い状態コンディションだ。よろしい、やりましょう! いらっしゃい!」と、鋭くいいすてたまま、つかつかと遊楽館カジノの中へ入っていってしまった。
悪戯——とあたまへ来ると一拍子に、私は早くからこの状態シチュエイションに思い当っていた。
スイッチをおして見ると、五十位の大男がやられている。……たちまち、僕の状態シチュエシオンは非常に危険なものになった。……女装している。胸から手から血だらけだ。間もなく夜が明ける。……それに、あの辺の地理的条件は僕のような脱走兵にとってはほとんど致命的だ。出口を塞がれた完全な袋小路だ。こんな恰好であの島から脱け出すには、たしかに一種の天才がいる。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
第一に人生の精神を知らざるべからず、吾人は観察なるものゝ甚だ重んずべきを認む、然れども状態ステートを観察するに先ちて、赤裸々の精神をざるべからず、認識せざるべからず
が、彼の頭脳は私たちの「状態ナンバア」と所属級を把握サマップし、一刻も早く待遇の等別を確立しようと忙がしく働いていた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)