“ざま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
51.5%
21.0%
11.4%
醜態5.7%
3.1%
1.3%
状態1.3%
0.9%
0.9%
外聞0.4%
姿態0.4%
愚態0.4%
態度0.4%
死態0.4%
醜体0.4%
風態0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのは何のことぞ。それにても一朝事ある時は、上将軍家の御旗本を固むる公儀御自慢の八万騎と申されるかッ。笑止者めがッ。
このはずみに貝は突然、うああ、……という体躯の全部からしぼり出された声音を、続けに草の間にうつ伏せになって発した。
呼んでもしても出て来ねえんで——いつにねえこったが変だなあ、と不審ぶって来て見るてえと、このじゃごわせんか。
『面喰った醜態ったらないね。毒薬と思いきや、ドロップを出されたんで、山猿め、すっかり毒気を抜かれやがった。ハッハハハ』
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
して日頃より文傳へする冷泉が、ともすれば瀧口殿を惡しに言ひなせしは、我をはん腹黒き人の計略ならんも知れず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「貴様は警察の署長だな、署長ともあろう者が、そのは何事だ」
警察署長 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
焼けて焦茶色になった秩父銘仙の綿入れを着て、堅く腕組みをしながら玄関を下りた時の心持は、吾れながら、自分の見下げ果てた状態が、歴々と眼に映るようで、思い做しばかりではない
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
平三は今妹に頼まれてから七八行も読んだ後に漸く立つて台所へ行つて、炉にかゝつて居る鉄瓶から湯沸に沸きしを移した。そして蚊帳の裾をめくつて中へ入れてやつた。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
婦女子のねむけしともなれば幸なりと書いてありました。
小説の面白さ (新字新仮名) / 太宰治(著)
もし他人に聞かれでもすると一層外聞が悪い。此処は一つ観念の眼をって、長田の心で、なろうようにならして置くより他はないと思った。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
……どうも、気の毒なことをした。こんな破寺のようなところで、こんな姿態で殺されたんでは利七だって浮ばれない。
「大変な木戸でしょうだって、あれで難癖を附ける積りが合憎と旦那がお取上に相成らんから可い気味だ。愚態ア見やアがれだ」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ほんとに、あの時のいやらしい態度ったらありませんでしたわ! ねえ、アンナ・グリゴーリエヴナ、あたしがどんなにあのを忌々しく思ったか、とてもあなたにはお分りになりませんわ。
『しかしこの死態をば情婦い見せたナラ、大概の奴が愛想尽かすばい。眼球をばデングリいて、鼻汁垂れカブって、涎流っとる面相あドウかいナ』
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
だから無暗と鼻をぴくぴくさしていでく、その醜体ったらない!
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「馬鹿……手前風態を見ろ……気違えでなけあ何だ……」
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)