何故に私たちは私たちの罪を素直にそのまま受け容れることをしないで、それを見苦しい態をしながら弁解しようなどとするのだろう。
その態は何のことぞ。それにても一朝事ある時は、上将軍家の御旗本を固むる公儀御自慢の八万騎と申されるかッ。笑止者めがッ。
「お延、貴様の好いたいい男もこうなっては、態があるまい。脳天から鼻筋かけて、真ッ二つにして見せるから小六の腕を見物しろ!」
「見ろや、錢形とか何とか言つたつて、あの態は何だい。石原の親分が病氣でなきア、あんな馬鹿なことを默つて見ちや居めえ」
この恐ろしい不思議な死に態を見た紅矢の両親は、足の裏が床板に粘り付いたように身動き一つ出来ず、涙さえ一滴も落ちませんでした。
“態”の意味
《名詞》
(タイ)《言語学》動詞がほぼ同じ事態内容を表す2つ以上の異なる構文に現れ、そのうち無標の構文の主要項と異なる名詞句が、有標の構文における主要項となっているとき、各構文の動詞が属するそれぞれの文法的範疇。ただし、主要項とは、対格言語においては主格項、能格言語においては絶対格項である。典型的には、能動態と受動態、能格態と逆受動態の対立であり、周辺的には、適用態、使役態、可能態、間接受動態、再帰態、相互態などを含む。ボイス。
(タイ)《言語学》時間的過程に関わる動詞のさまざまな動作性を区分した文法的範疇。進行態、完了態など。アスペクト。現代では相を用いることが多い。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“態”の解説
態(たい)またはヴォイス (en: voice、diathesis、fr: voix,diathèse) は、文法において、動詞の形を変える文法範疇の一つで、動詞の活用における語形変化カテゴリの一つ。態は、動詞およびその助動詞に結びついた文法範疇で、動詞、主語ないし動作主、および目的語の間の文法関係を示す。各々の態は、屈折語尾、接頭辞、助動詞の様々な形など、固有の動詞屈折で表される。態は、動詞の表す行為を行為者の側から見るか、行為の対象の側から見るかに従って区別するものである。
態の典型的な例としては、能動態と受動態があり、このほかにも、自発、使役、願望、可能、中間構文・中動態、逆受動態、適用態などが態として扱われる。ただし、言語学においては、どのような現象を態と見なすかについて一致した見解がない。
(出典:Wikipedia)
態の典型的な例としては、能動態と受動態があり、このほかにも、自発、使役、願望、可能、中間構文・中動態、逆受動態、適用態などが態として扱われる。ただし、言語学においては、どのような現象を態と見なすかについて一致した見解がない。
(出典:Wikipedia)